今回はブラック未遂(嫌、既にブラックの可能性が高い)環境で働いている人に向けて、【超ブラック50の特徴】について紹介します。
本記事を読めば、あなたが働く会社がブラック企業なのか判断が付き、転職すべき判断にもなりますし、入社する前の予防策にもなります。
働くときは『自分の会社が健全であるか、判断できる指標』を持つことが非常に重要です。
本記事を読んで、正しい判断をしながら、自分を守れるようになりましょう。
【ブラック企業を見分けるべき理由】
- ブラック企業の特徴を理解すべき理由は、あなたが自分自身のことを守るべきだからです。
- 僕自身、ブラック企業にいるとすら理解できず、5年ブラック企業に勤め身体を壊しました。ブラック企業で働く人は、会社がやばいことにすら気付いていないので、自分で気づくしかないのです。
- いつでも会社から離れられるように、キャリアを相談できる場所は複数用意しておきましょう。
少し長めですが徹底的に書きましたので、目次から自分が気になるところを読み進めてください♪
この記事を書いている僕は30代で、現役戦略コンサルタントとして10年働いています。
当ブログ『ビジネスギーク』で転職情報や年収を上げる方法を発信しています
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1.ブラック企業とは?
ブラック企業とはそもそもどのような企業でしょう?結論、明確な定義はありません。
しかし一般的には、以下の7つの点で著しく問題・欠陥のある企業のことを指します。
※本記事も下記順番で説明しています。
- 会社の文化
- 採用状況・働く人
- 給料・賃金体系
- 労働環境
- モラル・ハラスメント
- 人間関係
- 仕事の現場
2.ブラック企業あるある~基本編~
第1章ではまず、ブラック企業あるあるの『基本編』について紹介します。
下記に当てはまるのは典型的なブラック企業認定例ですので、今の会社で働くべきか必ず再検討してください。
①:正社員の割合が圧倒的に少ない
正社員の割合が圧倒的に少ない企業は、ブラック企業の可能性大です。
なぜなら以下のような理由が潜んでいるからです。
- 社員満足度が低く離職率が高い
- 正社員として働きたくない理由がある(長時間労働・低賃金など)
- 仕事内容や人事部に魅力が無い
- 正社員を雇うだけの売上がない
正社員を雇わない社長は、できるだけ人件費を下げたい傾向があり、投資をしたくないと考える『後ろ向き社長』である場合が多いです。
≫【会社の不信感が拭えない!!】モヤモヤして退職・転職を考える前の対処法
②:社員の入れ替わりが激しい
社員の入れ替わりが激しい会社も要注意です。
なぜなら会社を辞める人が多く、その分新しい社員を都度雇っているからです。
会社が辞める人が多いのは、給料が低い、残業代が出ない、労働時間が長いなど、高確率でブラック企業です。
離職率が高い会社かどうかを判断するには、エージェントコンサルタントに「志望企業の離職率」を聞いてみましょう。
③:求人広告にお金かけまくり
求人広告に多額の投資をしている企業も危険性があります。理由はそれだけ社員が入社していないからです。
本当に素晴らしい企業であれば、求職者から社員がやってくることが多いです。
また求人広告をかけないと求人が集まらない企業は、人事部のメンバーが微妙な可能性もあります。
採用は会社にとって一番重要な取り組みです。
良い人財を集めるために、採用に力を入れている企業もあります。
このような会社は永続的に発展する可能性が高いため、採用をうまく取り入れているケースになります。
社内が好調で採用費をかけているのか、全然集まってもらえずに採用費を浪費しているのか見極めましょう。
④:口コミの評判がとにかく悪い
会社の口コミや評判が悪い会社も、働き続けるのは考えたほうがよいでしょう。
なぜなら、低評価の口コミの評判が悪い企業は、以下のような背景があるからです。
- 社員のことを大切にしていない
- 給料が低い・労働環境が悪い
- 上層部のみが満足して、一般社員は全然満足できない評価制度(逆もしかり)
会社の評判は、エージェントコンサルタントに聞くか、ミイダスで確認してください。
≫【ミイダスの評判】20代の僕が転職市場価値(想定年収)を調べて感じた特徴と注意点
⑤:面接当日に即内定
面接当日に内定をもらえるような会社も、最善の注意を払うべきです。
理由は採用難に陥っており、とりあえず誰でもいいから入れておけという会社が少なくないからです。
人気企業であれば数百人単位での応募があるので、返答には早くても2-3日。通常は1-2週間程度はかかるはずです。
面接回数が少なく、すぐ合格してしまう会社はそれだけ人気がない証拠です。または人材が不足する理由があるはずですので安易に参画しないようにしましょう。
⑥:家族経営・アットホームな職場の前面に打ち出す
やたらと家族経営やアットホーム感を前面に打ち出す企業は、一見よさそうに見えて超ブラック企業の可能性があります。
なぜなら社長のトップマネジメントの会社が多く、社長・幹部の言うことは絶対の雰囲気の会社が多いからです。
僕の前職でも確かに仲はよかったのですが、実際社長や会社と違った方向性の意見を言うと『それは間違っている・考えを改めろ』とよく言われました。
⑦:契約書関連がすぐに出てこない。文章が圧倒的に会社都合
契約書関連がすぐ出てこない会社も要注意です。また契約を結ぶときに書面の説明がなかったり、質問をしたときに濁す会社も危険です。
中には圧倒的に会社都合の文章が書かれていたり、中には次に実際に前職で在った話ですが『3か月間は同業他社で働くことは禁ずる』とかいう文章もあります。
⑧:オフィスが汚い・たばこが蔓延
少し偏見のように聞こえますが、オフィスが汚い・部屋にたばこが蔓延している会社も素行が悪い人が多いです。
なぜならオフィスが汚い職場は、自己管理ができない人が多いからです。
絶対にやった方がいいことをできない人って、仕事でもいい仕事できないんですよ。
また整理整頓の重要性を理解できておらず、物を探す時間の無益さに気づけていない人が多いからです。
要はセルフマネジメントができない人が多いのです。
また煙草を日夜吸っている会社には、傾向的に考えが古い人がおおいため、社内で怒鳴られたり言い分を聞いてもらえない可能性も高いです。
⑨:辞めさせてもらえない『3年は頑張れ』『どこ行っても通用しないぞ』
他の人が辞めようとした時に、以下のように発言する会社は超ブラック認定です。
- 何とか3年間は頑張れ
- 今辞めても通用しないぞ・他のところが雇うわけがない
- 一度辞めたらもう戻ってこれないぞ
さみしい・自分の思いを裏切られて様な気持ちになるのはわかります。
それでも本当に素晴らしい会社であれば、せっかくの縁で出会った社員に感謝と励ましの声をかけるはずです。
- この会社に入った君だから絶対どこでも通用するよ
- もしダメだったらいつでも戻ってこい!
- なにかあれば何でも連絡するんだぞ?これからも関係性は続くからね
周りの社員が辞めていくときこそ、会社の器がよく見えますので常に見ておきましょう。
≫仕事を辞めたいけど「とりあえず3年働くべき?」3年目以内転職で得るものと失うもの
3.ブラック企業あるある~給料・賃金編~
第2章では、ブラック企業あるある『賃金編』を紹介します。
人生においてお金は大切な部分を占めるので、不当な扱いや低待遇を受けないよう常に注意を払いましょう。
そして、自分に還元されないと判断したらすぐに別の会社に移るべきです。
⑩:とにかく低賃金『成果出してからお金もらえ』
ブラック企業あるあるですが『まず成果を出してからお金をもらえ』発言が頻発します。
なぜなら『成果を出していない』ことが給料を上げない、最も強い説得材料になるからです。
確かに、成果も出していないのに給料を上げろというのも違いますが、注意すべきは会社の目標が達成不可能なくらい圧倒的に高いこともあります。
通常で考えればよいと思われる業績でもあまりに目標が高いと未達が起き、給料を上げてもらえません。会社の術中にはまらないよう注意が必要です。
【営業ノルマがきつい】目標達成の秘訣とすぐ辞めるべき職場の『5パターン』
⑪:退職時に有給消化無し
ブラック企業には退職時に有給消化ができない、有給消化をしなくてもその分の賃金をもらえない会社が多くあります。
退職時に有給消化させない企業は、労働基準法についての認識が甘い、辞める人のことはどうでもいいと考える思いやりのない企業の典型です。
⑫:求人掲載の給料と実際の給料に乖離がある
求人掲載の給料と面接時の給料に乖離もブラック企業あるあるです。
何かにつけて企業は給料を下げるため、求人広告の掲載金額と、実際の金額に大きな乖離が生まれることがざらにあります。
大切なのは自分の価値を正しく認識し交渉することです。
もしむげに給料を下げようとする会社は、社員に対して真っ当な金額を支払わない可能性があるので避けるべきです。
【会社の不信感が拭えない!!】モヤモヤして退職・転職を考える前の対処法
⑬:上がつっかえて昇給・昇格が難しい。
周りを見渡した時に、マネージャーや昇給・昇格できない人が多いのもブラック企業あるあるです。
上記会社は典型的な年功序列型の企業で、20年社員の人が大した能力がないにもかかわらず居座っている可能性が高いです。
また人事評価制度が適切でないことが多く、どれだけ頑張っても給料やグレードが上がらないことも多々あります。
⑭:給料の上がり方が異常に低い
大学機関や、公務員であれば給料の上がり方がある程度決まっているのはわかりますが、民間企業で給料アップが極端に少ないことがあります。
日本の企業は内部留保が多く、社員に給料を還元しない会社もあるので注意が必要です。
社員の頑張りに対し、適正な還元をしない会社に未来はなく、必ずいつか崩壊しますので早急に転職することをおすすめします。
【給料が上がらない人の特徴7選】給料を上げる方法と昇給交渉術を解説!!
⑮:ボーナスゼロ・寸志がほんとうに微々たるもの
ボーナスがない。寸志(すんし※微々たる給料)が本当に少ない会社もあります。
自分が成果を出して適正な給料をもらうのは理解できますが、ボーナスがない会社はそもそも資金繰りがかなり厳しいです。
資金がない会社では当然社員に賃金が還元されないのでいつまでたっても、自分に投資できる金額上がりません。
ベンチャー企業では給料とは別に『事業を運営する』『他の人より多くのことにチャレンジできる』など
メリットもあります。20代の頃はお金に執着せずに、どのような状況でも生き抜くための知識やスキルを身につけることも重要です
4.ブラック企業あるある~労働環境編~
賃金編の次は『労働環境編』です。
1日に働く時間は3分の1にも及びますから、どのような企業で働くかによってあなたの人生が大きく左右します。
⑯:週休1日・年間休日100日以下
週休1日・月休4日の会社は基本的にはないと思いますが、飲食店や物流会社、不動産が会社などはこのような勤務環境が萬栄しています。
年間休日が100日以下の会社は間違いなくブラック企業認定の会社です。
週休1日だと、休日を休んで過ごすことが多くなってしまいます。くたくたに疲れて気づいたらもう次の日なんてことが毎回です。
週休2日で1日しか変わらないじゃないか?と思うかもしれませんが、1日あれば自己投資の時間や大切な人との時間を過ごすことができます。
≫会社に行きたくないときの休む理由25選【当日・前日などタイミング別】
⑰:始発出社・終電帰り・休日出勤
始発出社・終電帰り・休日出勤の会社は、典型的なブラック企業の特徴で、あなたの身に危険をおよぼす可能性が高いです。
なぜなら人が1日に使える思考・体力に限界があり、どんなに頑張っても働き過ぎると死に直結するからです。
無理がたたると、身体・精神的にガタがきて、起きれなくなったり、適切に考える力も失ってしまいます。
⑱:残業代ゼロ・タイムカードを誤植
残業代が出ない会社も超危険です。なぜなら自分たちが残業していることを認めているようなものだからです。
またそのような会社に限って、残業代が出ない会社に限って社員に残業させることに何も思っていない会社が多いです。
タイムカードを誤植する会社も、アラート対象です。タイムカードをつけると尋常じゃない残業時間・残業代になる会社は、
タイムカードを早めに処理させて、あとは好きに仕事をしてくれというスタンスです(実際はかなりの仕事が残っているので残業は必至)。
⑲:帰ったらダメな雰囲気が充満
労働環境が悪いブラック企業には『帰ったらいけない』オーラが充満しています。
なぜなら、ほとんどの社員が高いノルマで社畜のように働き、早く帰る人に「もう帰るのか?自分だけ帰るのか?」と無言の圧力をかけるからです。
またこの雰囲気を作っているのは、十中八九上司です。上司が帰らない(帰れない)会社ほどブラック企業認定なので、上司が帰らない会社は本当に注意しましょう。
⑳:上司の言いなり・ボスマネジメントが蔓延
上司が絶対。上司に何も言えない会社はボスマネジメントと呼ばれる圧迫マネジメントが蔓延しています。
上司が権力が強い会社では、社員が委縮して本来の力を発揮できません。
ボスマネジメントが広がる理由は以下の通りです。要は上司にリーダーの人格・器・技術がない場合に起きるのです。
- 実力主義で上司が成果を出しており、威張っている
- 上司が自分の立場や権力を守るため
- 怒ること・威圧することが部下を抑制するのに最も速攻性がある
このような環境では自分自身の才能や技術を思い切って発揮できませんので、職場を選ぶようにしましょう。
≫【マジで耐えられない】仕事で上司にパシられるときの『解決法10パターン』
㉑:体調管理は全て自分の責任
悪質な労働環境にもかかわらず「体調管理は全て自分の責任」と、責任転嫁する会社はブラック会社以外のなにものでもありません。
ブラック企業あるあるで社員の人は会社のために、身を粉にして働いているにもかかわらず、体調を崩すと以下のように揶揄します。
- 『体調管理もできないのか』
- 『そこまで働いてないだろう』
- 『俺が若いときはもっとバリバリやってたけどなー』
≫【楽な仕事ランキング】①肉体的②精神的③時間的④好条件別のおすすめ職種
㉒:成果を出す人ほどきつい会社
最後のあるあるは『役職が上がれば上がるほどきつい会社』です。
もちろんそれだけ責任と給料をもらっているので、当たり前ですが、限度があります。
役職が上がるほど、毎日始発終電、週に2-3度の徹夜を命じられるようになっている会社もブラック企業あるあるです。
日本人は責任感が強く、自分の役目を果たそうとする生き物のため、できる限りのことに取り組もうとしてしまい、アリ地獄にはまってしまうのです。
≫【”仕事がきつすぎる”は我慢禁止】きつい時の対処法と避けるべき業界や職種を解説
5.ブラック企業あるある~モラル・ハラスメント編
ブラック企業あるある『モラル・ハラスメント編』です。
モラルがない会社やハラスメントが横行している会社は、社員を追い込むので今すぐ次の職場を探してください。
㉓:感謝を強要する
まず最初のブラック企業あるあるは『感謝を強要する会社』です。
なぜなら、感謝を強要すると、会社を辞めれなくなったり、恩着せがましく働かせようとするからです。
- 給料もらってるんだからその分やって当たり前だろ
- 働かせてもらってるんだから、会社に感謝しろ!
- 会社のために死ぬ気で働け!
このように、行き過ぎた感謝の教養は社員を苦しめるブラック企業へと変容してしまうのが悲しいところです。
㉔:モラハラ・パワハラのオンパレード
フロアのど真ん中で声を張り上げて、部下を怒って詰める。それを自分の仕事のように満足して取り組む。
分からない部下に対して「なんでそんなこともできないのか?」「もう一回学生やり直すか?」と恐怖を与える。
このようなモラハラ・パワハラ会社は今すぐ辞めてしまいましょう。
なぜなら、怒られ続けると自分に自信を無くし、委縮したり、人間不信に陥るからです。
㉕:上司が一旦家に帰って、会社に戻ってくる
これは僕の会社で在った実話ですが、上司が会社の近くに住んでいたので、一旦家に帰って休んでからまた来ることがありました。
飲み会に行ってから帰ってきたり、自宅で寝てから帰ってきたり、帰ってくる時間は23:00頃。
そこから僕自身は一緒に作業を強制させられるので終電を逃す。中々レアなケースですが身を亡ぼすブラック企業(上司)あるあるです。
㉖:悪い役員や上司を黙視する
上司によるパワハラが頻発しているにもかかわらず、誰も言えない・見て見ぬふりをする。
このような保身に走り、黙視するような人が多い会社はブラック企業認定です。
パワハラの辛いところは『逃げ場がない部分』にあります。逃げ場のないパワハラ環境に居続けると鬱になります。
上司に怖くてモノが言えない、パワハラをだれも止めないのは超やばいブラック企業なので今すぐ辞めよう
㉗:飲み会がやたら多い・断れない
飲み会が多すぎる、上司の飲み会の誘いが断れない会社も絶望的です。商社・体育会系の保険会社・不動産会社・古い体質のメーカーでこの傾向にあります。
飲み会に行っても良いことは一つもありません(尊敬できる上司とサシで飲みに行くことだけ効果あり)
お酒が飲めない部下や後輩に一気飲みを強要する会社などは今すぐ辞めておくのが無難です。
㉘:休日の職場イベントが強制参加
休日に謎のイベントを開催する会社も危険すぎます。なぜなら休日・家族や大切な人との時間が配慮されてないからです。
自由参加であればまだ希望が持てますが、暗黙のルールで参加必須、半ば強制のイベントを組む会社は空気が読めてなさすぎです。
そのような会社はきっと平日でも仕事の連絡を入れたり、休日でも見境なく仕事をさせるはずなので、距離を置く必要があります。
㉙:上司・部下の人間関係が悪い
次に、上司と部下の人間関係が悪い会社です。
なぜなら、人間関係の悪い会社では、妬みや恨み、陰口などが絶えないからです。
上司との関係が悪い理由は【99%当てはまる】上司とうまくいかない人の33の特徴で解説しています。
㉚:君の代わりはいる・担当者変更など社員を傷つける
ブラック企業には、社員を傷つけることがよくあります。
言葉やいじめを通して、社員を精神的に傷つけたり、追い込んでいくのです。
- 君の変わりはいくらでもいる。君がいなくても会社はまわる。
- 担当を外すよ?○○さんに代わってもらってもいい
- 誰のおかげでここまでこれたと思ってるの?
上記発言をする人からのネガティブな発言を毎日シャワーのように浴びると、どんな人でも鬱になります。
恐怖モチベーションで人の気を引こうとしたり、奴隷のように行動させる会社からはすぐ手を引きましょう。
㉛:自社の商品をやたら購入させる
自社の商品を自腹で購入させるのは超ブラック企業の特徴です。実際僕の前職でもありました。
- 自社の商品を理解しないとお客様に売れない
- 自分で買って、お客様の気持ちになってみろ
これらのように、自社の商品を買わせて、給料天引きで購入させられます。
ねずみ講などもこの手口ですが、あなたがお金を払って会社の商品を買わないと成り立たない会社は明らかに疑問です。
㉜:会社を辞めた人を出禁にする・悪口を言う
トップダウンのブラック企業社長あるあるですが、辞めた社員のことを悪く言っています。
- 辞めたら二度と、会社には戻れない
- うちにふさわしい社員じゃなかった、辞めるやつは大したことがない
- 辞めたあいつのようにならないように
社長が本気で、一緒に働こうと採用した人じゃないのでしょうか?
このような発言が平気でできる会社は、表面上でいいことばかり言って、本当の思いやりはありません。
㉞:備品や仕事に必要なものが自腹
自社商品と同じように、備品や必要経費が自腹の会社が中にはあります。
交通費も自腹、カフェ代も自腹で営業をすればするほど給料が減るような会社です。
特にベンチャー企業で多く見受けられる傾向ですが、入社前には判断できないので入って自腹が多いようであれば今後の進路を考えるようにしましょう。
㉟:トイレ・コンビニが許可制
トイレ・コンビニ・その他休憩が許可制の会社は超危険です。
このような会社は人の行動に妬みや強制力を働かせたい会社です。
要は人のことを監視したい、管理したい会社なので融通が利かないことが多々あります。
万が一そのような会社に当てはまった場合は、超異常なので速攻別の会社を探しましょう。
6.ブラック企業あるある~仕事編~
最後に、第6章ではブラック企業あるあるの『仕事編』について説明していきます。
仕事におけるブラック特徴が一番深刻で、人間不信、うつ病、肉体・精神疲労など様々な病気を引き起こします。
㊱:異常なほど高い目標・ノルマ
ブラック企業あるあるの典型が『超高い・達成不可能なノルマ』です。これがブラック企業の全ての始まりです。
なぜなら異常に高いノルマが、社員を斜地区のように働かせ、始発終電の無限ループに誘い込むからです。
本来適切な人数・価格設定で一人当たりが営業すれば元が取れるようにビジネスを設定する必要があります。
≫【営業ノルマがきつい】目標達成の秘訣とすぐ辞めるべき職場の『5パターン』
㊲:文句言うならやることやれ・数字が全て理論
「数字が全て」の会社もブラック企業認定です。企業存続のためにもちろん数字が大切なのは理解できます。
しかし無理なノルマを課し、達成できるまで死ぬ気で働かせるのはそもそも、商品・サービス構成とビジネスモデルの設計がうまくいっていないのです。
出来ない理由をひたすら問い詰められ、文句も言えない楽しくない会社にたった一度の人生で働く必要があるでしょうか?
㊳:朝の勉強会が強制
朝からの勉強会が強制的な会社も本質的ではありません。
なぜなら本来、努力や勉強会はやりたい人が自らの意思でやるものだからです。
企業の存続のために、社員の能力開発するのは素晴らしいことですが、強制にしてしまうことで結局やらされた努力になってしまい、効果が半減されてしまいます。
何事も矯正することなく、それぞれのテーマを掲げて勉強している集団で働くことを目指しましょう。
㊴:出張要請がいつも急すぎる
次のブラック認定は、出張がいつも急な会社も危険です。
『明日○○に行ってきて』と急なスケジュールをする会社は、社員のことを大切に扱っていません。
1度や2度であればまだしも、予測の立てられない働き方が日常茶飯事の会社は絶対に避けましょう。
㊵:出張は日帰りが基本
出張に日帰りを強制する会社も注意しましょう。
なぜなら、経費を削減することばかり考えて、社員の体調を考えていないからです。
もちろん、日帰りで帰れるなら、そっちのほうがいいし、全てが悪いわけではありません。
しかし中には「遠方に訪問して終電でもいいから、絶対戻ってこい」という会社が中にはあります。
㊶:出社時間がやたら早い・10分遅れでも意識低い認定
出来る人ほど出社時間が早い。これは間違いありません。
朝の活動は思考がクリアで、生産性も高いので朝に活動するのは理にかなっています。
しかし、早朝出社を強制するところにブラック性が潜んでいるのです。
もちろん夜型の人もいるわけで生活スタイルは人それぞれなわけです。早起きは強制するものではありません。
㊷:音声録音禁止
音声録音禁止と強制する会社がいまだ存在します。
理由は結局、聞かれてはまずいことが多いからです。
- 部下を罵倒したり、詰める声を聞かれたり録音するのがまずい
- 自分たちが自信を持って発言できる内容が無い
上記のように、日々罵倒の声が聞こえる会社は、今すぐ避けるのが正解です。
㊸:体育会系・ロジックゼロ『とにかくやれ!』
とにかくやれ!行動量が全て!半分正解で半分間違いです。
なぜなら「とにかくやれ」と言われて、実際にできる人は限りなく少ないからです。
過去の栄光だけ話して、具体的な育成方針やマニュアルが存在しない会社はよくあります。
ブラック企業であればあるほど『俺の時代は』とか『何でこんなこともできないかなー』といった発言が多くなります。
入社して間もない社員や後輩には、どのように行動すれば成果が出るのかわかりやすく見せてあげる必要があります。
㊹:マニュアルやOJTがない
営業ならだれでも一定量の成果が出せるマニュアル・もしくはOJTがあるべきですが、ブラック企業にはこれがありません。
㊸と重複しますが『とにかくやって覚えろ』『できるまでやるしかない』と上司も含めて、説得力のない説明しかできないのです。
確かにマニュアルは重要ですが『1から10まで教えてください』のスタンスでは人は成長しません。
マニュアルやOJTがないのであれば、自分が作るくらいの気持ちで臨みましょう。
㊺:サポート体制が整っていない
上司からのサポートがない体制も、ブラック企業あるあるです。
なぜならサポート体制が整っていないと、入社初日から何もわからない状態で営業しなければならないからです。
結果的にうまくいかず、成果も出ないため給料が上がらない、肩身が狭くなって退職に追い込まれます。
≫会社に居場所がないときに人生をリセットする方法【左遷された僕の実体験】
またその分かで育った人は、『俺も誰からも教えてもらえなかったよ』と謎のロジックで、指導無しで頑張れと言い張ります。
上司が成功までの道筋を経験を交えてわかりやすく教えられない。体現できない会社は要注意です。そのような上司のもとで働いても、絶対に体系的な知識を学ぶことができず、成長できないと理解しておきましょう。
㊻:根拠もないのに『君はできる』
根拠もないのに『君はできる』と励ます人が多い会社は、宗教チックで危険です。
このような会社は、全員が自己啓発本を読みまくって感化されている傾向にあります。
自己啓発本を読みすぎている会社は「やればできる」「問題はモチベーションが低いからだ」と、抽象的なアドバイスばかりです。
このような会社では、具体的なスキルを体系的に学べず、市場価値が上がらないため、転職した方が無難でしょう。
㊼:休日・定時時間を過ぎても連絡
休日や定時時間を過ぎてもメールやセールスフォースなどの通知が飛びかうのも、ブラック企業あるあるです。
休日や残業過ぎても、当たり前のようにメールを送っていいと思う会社の文化に問題があります。
残業や休日にメールをしないと間に合わない文化、大体の人が残業しなければならない商品やサービスを作っている会社は本当に危険です。
㊽:上司の詰め方が尋常じゃない
上司の詰め方が尋常じゃない文化も、ブラック儀業の悪しき文化です。
なぜなら、上司が罵声を飛ばす文化では、部下が委縮して100%のパフォーマンスが出せないからです。
更に、上司の顔色をうかがう、疑心暗鬼の状態になるなど、精神的にストレスを感じてしまいます。
会社の文化は人を間違った方向に作り上げることも注意が必要です。
㊾:上司が勉強していない・部下に指示ばかりする
上司が営業・勉強もせずに、部下に指導ばかりするのがブラック企業あるあるです。
なぜなら、上司が仕事をしない分が、部下にのしかかってくるからです。
- 上司が仕事をせずに、部下が苦しんでいる
- 上司は成長してない、成果を出してないにもかかわらず、言いたいことばかり言う
- 年功序列で年齢やキャリアがある人の声が大きくなる謎の文化
正しいことをしない、言えない上司が上に立つ文化では、必ず現場で頑張る社員が疲弊します。
このような条件がある会社にいる場合は、必ず次の会社を探してください。
㊿:やたら自己啓発本を読ませる『損して得取れ文化』
最後に、やたらと自己啓発本ばかり読む企業は超危険です。
なぜなら、自己啓発本ばかり読む人は、技術・スキル的な成長をしないからです。
また、論理的に正しいことを伝えても「それは気持ちが足りないからだ」と感情論で話して、話になりません。
自己啓発本ばかり読んで、感情論で話をする文化の会社には、よく注意してください。
7.ブラック企業だとわかったら『転職』で必ず環境を変えよう
ここまでブラック企業あるある50選をお伝えしてきました。
本記事を読めば、ブラック企業の特徴を理解でき、不当な労働から回避できます。
結論、複数項目に当てはまる企業で働いている場合は、転職を検討するのがベストです。
なぜなら、大切な20代を低賃金・長時間労働・モラハラ・パワハラで棒に振ると、30代以降で選択肢がなくなるからです。
僕自身20代でうつ病を経験しましたが、超ブラック企業にはまると以下のような症状に陥ります。
自分が正常な意識を保っているうちに、転職しなくても≫信頼できる相談相手を2~3名見つけておくのは必須です。
- 人の話が正常に頭に入ってこなくなる
- 人目が気になってしょうがなくなる
- 上司の顔も見たくない・話したくない
- 自信を失う
- 仕事に行くのが嫌でしょうがない
- 次のキャリアが猛烈に心配になる
- 疲れ果てて帰って寝るだけ。何もする気になれない。
- 転職をする気さえも起きなくなる
7.1.ブラック企業なら元気な時に相談相手だけ見つけよう
ブラック企業認定の企業で働いていると感じた人は、元気なうちに、相談相手だけでも見つけておきましょう。
まだあなたが僕のような絶望的な状況でなければ、必ず元気な時に転職エージェントに登録しておくべきです。
なぜなら超ブラック企業で働くほど『転職エージェントに登録』することさえ困難になるからです(僕の実話です)
疲れた状態や、緊張した状態、給料が低い精神的に参った状態で履歴書を書くと、100%の力履歴書を書くのも難しいです。
だからこそ、あなたが元気で、思考がクリアな時に、自分を守るために転職エージェントには登録しておきましょう。
転職エージェントもまずは1社でいいので、実績もNo.1のリクルートに登録しておけば間違いありません。
リクルートエージェントは人気No.1の転職エージェントで、初心者の9割がまず登録するエージェントです。
リクルートエージェントは求人数が全エージェント中No.1なので、100%に近いほどあなたの求める求人が見つかります。
また、転職支援実績も1番豊富の百戦錬磨なので、転職がわからない人でもやるべきことをわかりやすく教えてくれます。
転職初心者は、まず王道のエージェントを理解しておかないと、他のエージェントとの違いがわかりません。
また非公開求人数の少ないエージェント選んでしまうと、求人の取りこぼしで損する可能性があります。
下記のような人は、絶対リクルートエージェントを活用してください。
- 転職未経験者で、転職のいろはをまず身につけたい人
- 非公開の好条件な求人を見つけたい「年収500万円」以下の人
- 転職において自分のことをアピールするのにまだ慣れてない人
リクルートエージェントを利用することで、最も効率よく、確率高く転職を成功させることができるので、転職を成功させたい人は行動してくださいね。
7.ブラック企業を回避して、幸せな人生を送ろう
ここまで思い出すと恐怖な【ブラック企業あるある】を紹介していきました。
ブラック企業のまま働くと、あなたの人生を棒に振る可能性が高いです。
なぜなら、ブラック企業は基本的に自社のやり方を変えないため、あなたの現状が変わらないからです。
本記事の50の特徴に当てはまる会社は、高確率でブラック企業認定の会社なので「危険な可能性」があると認識してください。
僕もそうでしたが、ブラック企業を辞めてみると、どれだけ異常な環境で働いていたか身に染みることになります。
あの時必死の思いで辞めたことで、僕自身、今幸せに生きることができています。
本記事を読んでくれているあなたが、心身ともに健康で、明るくイキイキと働けることを心から応援しています。
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