上司から情報共有してもらえない…。
上司が情報共有しない目的と、頭の中はどうなってるの?
情報共有してもらえるにはどうすればいい?
情報共有してくれないパワハラ上司に対処するには、まず「上司が情報共有しない理由」を知る必要があります。
また、上司の頭の中を理解して、情報共有してもらえるあなたになる必要もあります。
今回は「上司から情報共有してもらえない人」に向けて【上司が情報共有してくれない理由と対処法】を紹介します。
本記事を読めば、会社や上司から期待され、どんどん情報共有してもらえるようになります。
情報共有してもらえないと、仕事が効率化されず、ノウハウ共有による成長もできません。
本記事の内容をよく読んで、上司と良い関係を築いて、どんどん会社の資産を共有してもらいましょう!
【一切『情報共有してもらえない会社』にいる場合は、環境を変えよう】
- 会社や上司が会社の資産や情報を共有してくれない場合は、迷わず転職しましょう。
- なぜなら、会社のノウハウを学べないと成長できず、市場価値が上がらないからです。
- 20代程、会社のノウハウを学ぶことで圧倒的に成長しますので、必須エージェントTOP3で研修制度や、学ぶ環境に移るのがおすすめです。
この記事を書いている僕は30代で、現役戦略コンサルタントとして10年働いています。
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1.情報共有しない上司の特徴
第1章では情報共有しない上司の特徴を紹介します。
情報共有しない上司を知ることで、そのような上司に対し、未然に対応できるようになります。
特徴①:情報共有の必要性を感じていない
情報共有しない上司の1つめの特徴は「情報共有の必要性」を感じていないパターンです。
なぜなら情報共有などをすると自分の時間が奪われると考えているからです。
自分の時間が奪われるのを嫌がる為、必要最低限のコミュニケーションでよいと思っているからです。
特徴②:部下を信頼していない・任せられない
情報共有しない上司の2つ目の特徴は部下を信用しておらず任せられない人です。
なぜなら、情報を渡して部下に依頼することで、ミスが起きるのを極端に嫌うからです。
- 部下に情報共有と仕事を任せて失敗したら嫌だから自分で取り組もう
- 部下に大事な情報を共有して、周りにバラされたらまずい。
このように部下のことを信頼しておらず、情報共有しない上司が一定数いるのは確かです。
特徴③:情報共有が面倒だと思っている
3つ目の特徴は情報共有が面倒だと感じている上司です。
情報共有をすると、共有するための時間がかかったり、理解度の低い部下だとイライラして面倒だからです。
このタイプの上司は、情報共有過程で生まれる面倒なことや時間がかかることが極端に嫌なタイプです。
特徴④:情報共有の仕組みやツールが無い
4つ目の特徴は、情報共有の仕組みやツールが無いパターンです。
理由は情報共有の仕組みやツールが無いと、部下にメールや口頭で教えなければいけないからです。
いちいち面と向かって教えるのがワズらしくなり、情報共有が面倒になってしまいます。
また情報共有のツールがなかったり、複数のアプリでやり取りしてどこに情報を置けばいいか散漫な状況も共有を妨げます。
特徴⑤:忙しすぎて、情報共有する暇がない
情報共有しない上司の5つ目の特徴は、「忙しすぎて、情報共有する暇」がないパターンです。
なぜなら会社がブラック企業で忙しいと、部下や後輩に情報共有する暇さえないからです。
- 朝から晩まで、上司の仕事が詰まっている
- 上司が忙しすぎて、始発・終電まで働きまくっている
このような環境下では、自分のことで精いっぱいで、情報共有をしてもらえないのです。
【仕事量が多すぎて辞めたい】仕事量を減らし最速でタスクをさばく『8つのコンサル仕事術』
特徴⑥:部下への関心・期待値が低い
6つ目の特徴は部下へ関心が無く、期待度が低いと感じる上司です。
このような上司は、部下に対する期待値が低いので、時間をかけて情報共有しても無駄と感じてしまうのです。
- 有益な情報を共有しても、情報を使いこなせないから無駄だろう
- もう少し期待しているメンバーに自分の時間を使いたい
このケースは上司に問題があることももちろんですが、部下の能力・向上心・期待度にも理由がありそうです。
特徴⑦:パワハラ・嫌がらせの傾向がある
上司が情報共有しない最後の理由がパワハラ・嫌がらせの傾向があるパターンです。
このパターンは、単に部下にいい思いするのがムカつく、いじめや意地悪をしてしまう最も陰湿な上司です。
- 部下に手柄を取られるのが嫌だから、絶対に情報は共有しない。
- 部下がうまくいっているのが癪に触るから、絶対協力しない。
このパターンの上司は最も付き合ってはいけない上司なので、万が一当たってしまった場合はすぐ環境を変えましょう。
【情報共有しない上司】
- 基本的に情報共有してくれない上司は、性格が悪いか、時間が無いか、人に無関心化のどれかです。
- いずれにしても、このような上司と一緒に仕事をしても仕事は効率化できませんし、あなた自身も成長しません。
- 情報共有してくれない上司に当たってしまった場合は、部署異動か転職など環境を変えましょう。
2.情報共有しない上司と働くリスク
第1章では、情報共有しない上司の特徴についてお伝えしました。第2章では、これらの上司と働くリスクについてお伝えします。
リスク①:仕事の効率化ができない
情報共有しない上司と働く1つめのリスクが「仕事の効率化」ができないことです。
なぜなら、情報共有されないと、より効率よく・早く仕事を行うためのノウハウが共有されないからです。
- 会社に溜まっている、顧客情報の共有
- 上司からのトレーニングビデオや、その他研修での情報
- 代々受け継がれてきた営業のコツや、成果の出たクライアント情報
上記のような情報が共有されないと、部下自身の力で一から努力しないといけないため効率が悪くなります。
リスク②:仕事の進捗やトラブルが把握できない
情報共有しない上司と働く2つ目のリスクは「仕事の進捗やトラブル」が把握できないことです。
なぜなら、情報共有の機会が少ない為、お互いの仕事の状況が見えないし、わからないからです。
- お互いがどのようなプロジェクトに取り組んでいるか、わからない
- 仕事の進捗がわからない。
- 顧客からクレームが来ているのに、双方が現状を理解していない
仕事の進捗やトラブルが把握できないと、ミスの割合が増えたり、重大なミスを起こしてしまう場合もあります。
リスク③:ノウハウ共有による成長が無い
3つ目のリスクはノウハウ共有による、成長が無いことです。
なぜならノウハウを共有しないと、体系化された成長プランや、成長マップが共有されないからです。
- 案件を受注するための、会社特有のマニュアル
- 代々受け継がれてきた、会社独自の成長ノウハウ
- 知識をつけるための、過去のクライアント案件内容
【成長できない会社の特徴】市場価値が上がらない&&ダメ人間になって人生終了
リスク④:上司との協力関係が築けない
情報共有しない上司と働く最後のリスクは、上司との協力関係が築けないことです。
なぜなら情報共有の機会が少ないと、上司とコミュニケーションする回数も少なくなるからです。
コミュニケーション回数が少ないと、お互いの考えていることがわからず「お互い好かれていない」と感じてしまい、仲が悪くなります。
結果的にお互いコミュニケーションに消極的になり、情報交換しなくなる悪循環に陥るのです。
【99%当てはまる】上司とうまくいかない人の33の特徴(基本・仕事・性格編で解説)
【上司に問題がある場合は、環境を変えよう】
- 上司が情報共有してくれない理由はあなたにもあるので、まずは第2章の「情報共有してもらえない理由」を解決しましょう。
- ただし、中には「そもそも性格が悪い」「レベルの低い」上司もいるのが事実です。
- そのような上司に万が一当たってしまうと、どれだけあなたが頑張っても情報共有してもらえません。
- その場合は、部署異動か、新し環境をもとめて新しいスタートを切りましょう!
3.上司から情報共有してもらえる方法
ここまでは、情報共有してくれない上司の特徴、情報共有してもらえないでメリットをお伝えしました。
第3章では「上司から情報共有してもらえる方法」について解説します。
方法①:【最重要】情報共有できる仕組みをつくる
上司から情報共有してもらう1つめの方法は「情報共有できる仕組み」を作ることです。
なぜなら情報共有できる仕組みを作らないと、各メンバーが「情報共有できない」「情報共有しなくてもいい」状態だからです。
情報共有するにはどこかに資産を貯めるのが一番で、セールスフォースなどの導入が最も効果的です。
会社の規模が小さく、それが難しい場合はチャットワークや、Slackなどの情報共有アプリを活用するのがおすすめです。
- 会社で必ず情報共有してもらう仕組みを作る(仕組みが整っている会社に転職する)
- 上司と一緒にチャットワークや、Slackでチームを作ってほしいとお願いして、情報を共有してもらう。
ただし、会社員が「情報共有する仕組みを作ってください」というのは通らないケースが多いので、それでも情報共有してもらえない場合は、環境を変えるのがベストでしょう。
方法②:まずは自分から情報共有を怠らない
情報共有してもらう2つ目の方法は「自分から情報共有を怠らない」ことです。
なぜなら「返報性の法則」で、上司に与えれば与えるほど、上司から恩返ししてもらえるからです。
- 上司に、お客様の情報を逐一報告する
- 上司にとって有益な最新情報や、その他業界情報を共有する
- 誰も知らないお得な情報を「実は他の人には教えてないんですけど…」と特別感を出して教える
このように、見返りを求めずに上司に情報共有することで、最終的により大きなものが返ってくるはずです。
方法③:向上心をアピールして、情報共有してほしい旨を伝える
3つ目の方法は「向上心をアピールして」情報共有してほしいと伝えることです。
なぜなら向上心をアピールすると、上司から「こいつはやる気がある!」と思ってもらえるからです。
上司はやる気のある人に時間を使いたい!と思っているので、結果的に優先的に情報共有してもらえます。
- 半年後に、何とか○○の領域で活躍できるようになりたいので、▲▲の分野について教えていただけませんか?
- ○○上司が成長してきたのは、どんな理由があるからですか?
方法④:情報共有に関するルールを作る
4つ目の方法は「情報共有に関するルールを作る」ことです。
なぜならルールがあると、それを守ろうと全員が必死に情報を共有するからです。
人はめんどくさがりな生き物なので、情報共有をしてもしなくてもいい状況では共有しません。
だからこそ、強制的に情報共有する仕組みを作ることが、何より一番重要なのです。
方法➄:情報共有しやすい環境を会社がつくる
5つ目の方法は「情報共有しやすい環境」を会社がつくるということです。
なぜなら情報共有しやすい環境を作ると「情報共有してもいいんだ?」「むしろ情報共有した方が評価に繋がる」と感じてもらえるからです。
- 普段から情報共有する時間を設ける
- フリーアドレスにして、各社員がコミュニケーションできる環境を整える
- ジョブローテーションして、様々な社員と一緒に仕事できるようにする
- 情報共有することが評価に繋がる雰囲気を醸し出す
方法⑥:上司と仲良くなって応援してもらえる人になる
職場の上司から情報共有してもらう最後の方法は、上司と仲良くなって、応援してもらう人になることです。
なぜなら上司も人間なので、好きな人に時間を使いたいし、贔屓して育てたいからです。
【上司と仲良くなる方法】
- 飲み会で上司の話を聞く。自分の話を打ち明ける。
- 自分から成長したいからトレーニングしてくれと相談する。
仲良くなる方法はいくつかありますが、上司と仲良くなるほど、優先的に情報共有してもらえるになります。
自分の行動はコントロールできるので、上司を待つのではなく教えてもらえるようにアピールしていきましょう。
情報共有してほしい気持ちはわかりますが、嫌いな上司、無能な上司から無理やり教えてもらう必要はありません。本当に好きな上司に対して「教えてください」と相談してみましょう!
【情報共有してもらえる方法が通用しないなら転職しよう】
- 第3章で情報共有してもらう方法を紹介しました。これできっと情報共有してもらえるはずです。
- 方法に取り組んでも、中には情報共有してくれない上司がいます。その上司は間違いなく「仕事に興味がない」「協力する気持ちが無い」「レベルが低い」モンスター上司です。
- 上記条件を満たす上司と仕事すると、あなたの貴重な20代が無駄になるので、今すぐ勇気を出して、新しい環境に飛び込んでください。
4.情報共有してもらえない環境から抜け出す『3STEP』
第3章では「上司から情報共有してもらえる方法」を紹介しましたが、ここまでしても上司に情報共有してもらえない場合は、成長できる環境に飛び込みましょう。
情報共有しない上司のもとで働くと、仕事が効率化せず、成長できないためキャリアや年収が上がりません。
情報共有してくれる上司に出会うなら、次の3つのSTEPで進めるのがおすすめです。
- ホワイト企業か、優しいメンバーのいるベンチャー企業を選ぶ
- 優秀な転職エージェントを2~3社利用する
- 転職会議で「企業の評判・口コミ」を確認する
STEP1:ホワイト企業か、優しいメンバーのいるベンチャー企業を選ぶ
まず初めに、情報共有が文化になっている会社で働くために、ホワイト企業かベンチャー企業を選びましょう。
ベンチャー企業は風土がよさそうな企業を探す必要があります。
【情報共有が徹底している会社】
- ホワイト企業:育成体制・ノウハウ共有の仕組みが整っている
- ベンチャー企業:身内を大切にする文化が浸透している(超ブラック企業に当たる場合もある)
STEP2:優秀な転職エージェントを2~3社利用する
2つ目のSTEPは優秀なエージェントを2~3社利用しましょう。
複数のエージェントを活用することで、各社の強みを活かしながら、好条件の求人に高確率で合格できます。
具体的な3社はリクルートエージェント、JACリクルートメント、ビズリーチの3社を活用するのがベストです。
それぞれのエージェントを利用すべき理由は次の通りです。
【営業職への転職におすすめエージェント】
- リクルートエージェント:求人数No.1なので、営業以外の非公開求人数が最も多いので登録マスト
- JACリクルートメント:サポート力がNo.1。書類・面接対策、その他サポートもめちゃくちゃ丁寧。
- ビズリーチ:営業マネージャーなど年収800万を超える求人が多数。低年収で転職しないためのストッパーとして活用
リクルートエージェントは社員の営業力がピカイチで非公開求人も豊富なので求人数を網羅するために利用します。
またビズリーチは課長職以上の800万求人を狙います。チャレンジすることで自分の市場価値がわかるので必ず併用しましょう。
またJACリクルートメントのコンサルタントのサポートは20社以上のエージェントに登録する僕の中で1番なので、転職や営業未経験者は必ず活用してください。
上記3社を活用することで、非公開求人を網羅的に確保し、着実に年収も上がる企業に、高い確率で合格できるようになります。
STEP3:転職会議で「企業の評判・口コミ」を確認する
転職エージェントと志望企業を見つけたら、自分自身で企業の評判を確認してください。
なぜなら、エージェントがおすすめする企業でも、あなたにとっては合わない会社もあるからです。
またエージェントの担当者は、転職先で働いたわけではないので、リアルな評判はOB/OGに確認すべきです。
転職会議を活用することで、各企業の評判や口コミを確認できるので「社内文化」「成長できる環境かどうか」必ずチェックしてください。
5.人生は上司で決まると言っても過言ではない
ここまで「情報共有してくれない上司の特徴」についてお伝えしました。
情報共有しない上司は、共有の必要性を感じず面倒に感じたり、部下を信頼していない特徴があります。
一方で、情報共有してもらえないと、仕事が効率化できず、会社・上司のノウハウを共有できないため、成長スピードが遅くなります。
上司から共有してもらうためには、情報共有の仕組みを作り、まずはあなたから上司と仲良くなる努力と自己開示して関係性を作りましょう。
向上心をアピールして、優先的に育ててもらえるあなたになることで、上司から情報共有してもらえるはずです。
一方で対処法に取り組んでも、情報共有に協力してもらえない場合は、1秒でも早く環境を変えましょう。
野村証券が「支社長まで出世する人材の共通点」を数億円かけて外コンに調査依頼した。調査の結果としては、学歴や世帯年収や親の職種は関係なく「入社して1番最初についた上席が優秀」が共通点だった。スクリーニングのために採用費に投資する以上に受け入れ側の教育に時間かける事が重要という話。
— きもとあきひろ @タイ会社経営 (@KimotoAkihiro) June 14, 2021
キャリアや年収、成長できるかどうかは上司にかかっており、成長できないまま年月が経つと、キャリアの選択肢が無くなるので、「無関心上司」から逃げて、成長環境に身を置いてくださいね!
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