この記事を書いている僕は30代で、現役戦略コンサルタントとして10年働いています。
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・転職活動を成功させるために知っておくべきことは?
・転職後も、失敗しないために考えるべきことって何?
こんな悩みを抱える人に向けて、ブラック企業から転職で年収2倍・休日2ヶ月増を勝ち取った僕が『転職活動すべきか判断する方法と後悔しないための事前情報』についてお伝えします。
本記事を読むことで、下記について知ることができます。
- 仕事が辞めたいときに転職すべきか判断する方法
- 転職活動を成功させるため事前に知っておくべきこと
- 転職後も、再転職しないために必要な考え方
仕事を辞めたいけど、転職すべきではないタイミングで始めると、失敗する可能性が高くなり危険です。
一方で転職すべきタイミングで転職できないと、うつ病になったり昇進・昇格のチャンスが失われるので危険です。
本記事を読んで仕事を辞めたいときに①転職すべきか②転職する前に知っておくべき情報③転職後も失敗しない考え方を手に入れて、正しい判断と有利な転職活動を進めてくださいね。
- もう転職したい決意が固まっている人は→おすすめ転職エージェントの章に進んでください
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1.仕事を辞めたいと転職する前に『理想のキャリア』を考える
「仕事を辞めたい!転職したい!」と考える前に『理想のキャリア』について必ず考えましょう。
なぜなら、理想のキャリアが決まっていないと、自分のやりたいことで仕事ができず、将来のキャリアにも活きないからです。
また大切なのは、この場合の理想像はビジネスだけではなく、プライベートの理想も考えることが重要です。
理由はビジネスの理想のみに向かってしまうと、40-50歳になった時に本当に向かいたい方向性から離れてしまうからです。
- 自分に何かあった時のために、早く稼いで家を買いたい(給料の高い業界)
- 将来は家族で海外で過ごしたい(英語に特化した仕事・外資系)
- 会社に行かず、どこでも働ける仕事がしたい(エンジニア・WEBマーケ)
上記の様に、将来のキャリアによって、働く場所も取得すべきスキルも全く違ったものになります。
2.本当に仕事を辞めたくて転職したい理由を明確にしよう
将来のキャリアを考えたら「仕事を辞めたい理由が何か」改めて考えてみましょう。
2.1.仕事を辞めたい人の15の理由を解説
仕事を辞めたい人の理由は、大きく15個あります。
仕事を辞めたい理由やつらさは人それぞれなので、参考記事に飛んで自分自身と向き合ってみてください。
中には、早急に辞めなければ心身が壊れるものや、自分ではどうにもならないものも多く存在するので注意が必要です。
- 病気やうつの手前
- 上司との人間関係が合わない
- 仕事が辛すぎて、耐えられない
- 貧乏から抜け出したい・給料を上げたい
- 労働時間が長すぎる。時間が欲しい。
- 仕事の将来が不安でしかない。
- 20代でキャリアアップ転職に失敗したくない。
- 定時で帰りたい。
- 福利厚生がいい会社で働きたい
- 同僚や上司を見返したい
- やりがいのある仕事がしたい
- グローバルで活躍したい
- 独立したい・誰にも指図されたくない
- 好きなことに挑戦してみたい
- 結婚・妊娠
仕事を辞めたい理由と対処法については『仕事を辞めたい15の理由』と悩み別の解決策を徹底紹介!【あなたはもう十分頑張った】を参考にしてみてください。
大切なのは、仕事を辞めたいと感じるのはあなた自身の気持ちが重要だということです。
2.2.仕事を辞めたいときの診断チェック項目を見てみる
仕事を辞めたい理由が分かったら、診断チェック項目を見てみてください。
参考記事:仕事を辞めたいときの『診断チェック項目15個』を紹介!【該当するなら要退職&転職】
4個以上チェックが付いた人は、転職しなくても転職エージェントと退職代行とのコネクションは作っておきましょう。
【チェック数と評価水準】
- 1~3個未満:会社に不満ありだが現状問題
- 4~6個:危険信号(友人・上司・転職エージェントに相談、いつでも転職できる準備)
- 7~9個:危険(今すぐ転職すべき・すでにうつ病の傾向がある人は休職する)
- 10個以上:超危険:ほぼうつ病の可能性が高いので、医師に早急に相談。
※あくまで僕の考えた基準ですので、チェック数が少なくても危険だと思った場合はすぐ医師に相談してください。
2.3.転職理由は①解決可能か②解決時間はどれくらいか考える
仕事を辞めたい理由がわかったら、次は以下について考えましょう。
- 転職したい理由を解決できるか?
- 転職できるまでにどれくらい時間がかかるか?
そもそも、転職理由が解決不可能な場合は、転職する以外にありません。
- 人事評価制度が変わらないから給料が上がりにくい
- 仕事内容や根深い悪しき社風が変わらないなど
このような会社にいても、一生環境や状況は変わらないので、耐えられなければ即転職しましょう。
会社はいつかかわる、徐々によくなっていると感じている人は危険です。大半の場合会社は変わりませんし、気づいたら年月が経っていることもあります。
また、悩む理由を解決できるまでにどれくらいの時間がかかるかも考えましょう。
例えば
- 上司との人間関係が悪いが上司の部署移動は数年間ありえない。
- 昇給・昇格・給料アップには少なくとも3年以上かかる
など、貴重な20代・30代の数年間を過ごしても、長い年月をかけないと状況が少ししか変わらない場合は注意が必要です。
2.4.「転職で時間を買う」という考えは大いにあり
転職は決して悪いわけではなく、実は「転職を時間で買う」考え方もあります。
なぜなら転職することで、給料アップが爆速になり、任せられる仕事が増えて能力アップを早めることもできるからです。
海外では「ジョブホッピング」と呼ばれるように、年数を決めて頑張ったら次の機会を探しに行く文化もあるくらい、転職は普通です。
「今の仕事ではできる仕事の範囲が狭い・給料アップが頭打ち」と感じる人は、転職の絶好のタイミングかもしれません。
3.今仕事を辞めて転職すべきかもう一度考える【辞めていい人・ダメな人の解説】
仕事を辞める理由や診断チェックを終えて、さあ転職しよう!と思った人。少し待ってください。
転職をする場合も『辞めていい人・ダメな人』がいます。今転職するタイミングではない人が転職すると後悔する可能性があります。
参考記事:仕事を辞めていい人・ダメな人を判断する方法に具体的な情報を書いてますので、あなたが「今辞めていい人」か「ダメな人か」を判断してください。
【〇:仕事を辞めていい人】
- 人間関係がつらすぎる人
- うつ病・うつ病の疑いがある人
- 今の仕事が圧倒的に向いていない人
- 希望職種に配属されない人、やりたいことができない人
- 給料が上がらない、見込みがない
- 会社の将来が不安
- 長時間労働や残業で時間がなさすぎる
【✕:仕事を辞めてはダメな人】
- 不平不満を言うだけで何もしない人は辞めない方がいい
- 「上司が教えてくれない」と他責の人
- 職場の環境のせいにする人
- 家族・親の介護のために辞めるか迷っている人
- 仕事で疲れている人は辞めない方がいい
- 40代以上や高齢になってからの退職
- 独立や副業1本で生きていこうとしてる人
4.仕事を辞めて転職した後も失敗しない方法
「仕事を辞めたけど、やっぱりすぐ転職したい人」は『転職戦略が甘いことが多い』です。
下記『転職後も失敗しないための方法』を押さえることで、転職後の失敗を防げます。
- 成長している業界・職種の会社に入る
- 自分の得意なこと・好きなことで転職する
- 自分を評価してくれるところに入る、下げ根で入らない
- 必要最低限のビジネススキルは転職前に身に着ける
- ブラック企業を避けるために「転職会議を使う」
- 成長したいなら短期でベンチャー企業はおすすめ
4.1.成長している業界・職種の会社に入る
転職後に失敗しないためには、まず絶対に成長している・職種の企業で転職しましょう。
なぜなら、どれだけ能力やスキルがあっても、成果の出しにくい業界では継続的に売上を稼ぐのが難しいからです。
4.2.自分の得意なこと・好きなことで転職する
2つ目は自分の得意なこと・好きなことで転職しましょう。
なぜなら、苦手なことや不得意なことで転職しても、できないことが多く苦労したり成果が出ないからです。
4.3.自分を評価してくれる会社に入る、下げ年収で入らない
3つ目に失敗しない方法は『自分を評価してくれる会社』で転職し『下げ年収』で入社しないことです。
なぜなら、評価されていない状態(あなたが入りたい)だと、評価が上がりにくく、手塩にかけて育ててもらえないからです。
一方、評価してされる会社で入社すれば、給料や良いグレードで入社でき、期待もかけられ多くの機会とチャンスに恵まれます。
ただし、実力もないのに等身大より良い条件で入ると、成果が出ないときに会社に居づらくなるため「職歴やスキルに嘘をつかない」ことが大切です。
4.4.必要最低限のビジネススキルは転職前に身に着ける
転職して失敗しないために、ビジネスマンと最低限必要なビジネススキルは習得しておきましょう。
ビジネススキルはどの職場でも使える汎用的なスキルで、ビジネススキルが備わっていればどの会社に転職してもそれなりに活躍できるからです。
社会人が備えるべきビジネススキルは【コンサル10年の結論】社会人20代で身につけるべきビジネススキル30選を参考にしてください。
4.5.ブラック企業を避けるために「転職会議を使う」
5つ目はブラック企業には絶対入らないことです。理由は次の通りです。
- 長時間労働のせいで、本業外で成長ができない
- 給料が上がらず、キャリアアップが遅れる・詰む
- ブラック上司のせいで自信を失う、最悪鬱になる
- 疑心暗鬼になる、人を信用できなくなる
ブラック企業に入ると、あなたが思った以上にマイナスの影響が大きいため、事前に転職会議を活用して企業の評判は事前に確認しましょう。
参考記事:転職会議の口コミは信頼できる?【実際に使ってみた感想と評判の信憑性を解説】
4.6.成長したいなら短期でベンチャー企業はおすすめ
ベンチャー企業で働く場合は、短期間であればアリだと思います。
なぜならベンチャー企業は、人数が少ないため大企業ではできない仕事の機会が与えられ実績を最速で積めるからです。
僕自身も、20代の頃から、大企業の役員や部長が常に仕事をするなど、ありえないような経験を10年詰むことができています。
5.仕事を辞めたくて転職したいときの方法と手順を解説
転職後も失敗しない方法を身に着けたら、次は転職したい時の方法と手順を解説します。
より詳しい転職の流れが知りたい人は転職活動のやり方がわからない人が最初に読むべき『転職マニュアル7手順』を参考にしてください。
6.仕事を辞めて転職するときの注意点
次に転職活動をするときの注意点についてお伝えします。
注意点を理解しておかないと、転職活動中に100%力を発揮できない・円満退社できなかい、退職がずるずる長引くので良く読み込みましょう。
6.1.転職先が決まった上で退職しよう
仕事を辞める場合の注意点ではないですが、仕事を辞めるのは転職先が決まった後にしましょう。
なぜなら、仕事を辞めてから、転職活動を始めるとお金の心配から焦って転職先を決めてしまったり、転職が上手くいかない場合に後戻りできないからです。
6.2.引継ぎの流れ・スケジュールを考えておく
円満退社するためには、上司やチームメンバーにできる限り迷惑をかけずに引き継ぐことが大切です。
対応していたクライアント・クライアントごとプロジェクト内容・取引先の情報・過去に発生したトラブルなどを共有します。
また取引先へのあいさつ回りもあるので、どのような形で退職の連絡と後任紹介をするかは上司と相談しましょう。
6.3.「現職場・チームに迷惑をかけない」ように最善を尽くす
あいさつ回りや引継ぎが完了したら、残りの期間は現職やチームに迷惑をかけないようベストを尽くしましょう。
自分の仕事以外に、後輩に仕事の効率化について教えたり、作業を仕組み化できるマニュアルを作るなど、自分がいなくなっても仕事が回る環境を作って辞めるのもよいでしょう。
最後まで懸命に働くことで、会社とも円満退社できますので、お世話になったお礼は仕事で最後まで返しましょう。
6.4.失業保険の申請方法
転職先が決まっていない場合、次の受給条件に該当する人は「失業給付金」の申請ができます。
離職日からさかのぼって2年間に被保険者期間が12か月以上あることが条件です。
※ただし、倒産や解雇で退職を余儀なくされた場合は、退職の日からさかのぼって1年間に被保険者期間が6か月以上あれば受給可能です。
就職意思があることが前提なので、病気やけがなどの理由で、すぐに就職できない場合は、給付が受けられません。その場合は病床手当てを受給するか、失業保険の受給延長をして、病気やけがが治った後に失業保険を受給することができます。手続きは居住地を管理するハローワークで行えるので覚えておいてください。
6.5.健康保険の手続き
退職すると、勤務先で加入していた「健康保険の被保険者資格」がなくなり、すぐに転職する場合は、転職先で資格取得の手続きをします。
転職先が決まっていない、または転職から次の職場への入社まで期間が空く場合は下記いずれかの手続きをしましょう。
- 任意継続被保険者制度の利用
- 国民健康保険への加入
- 家族の扶養に入る
7.仕事を辞めて転職したい時のよくある質問
仕事を辞めて転職したいときの「よくある質問」を記載しておきます。
7.1.転職したいときの伝え方と切り出し方
転職したい時の切り出し方と伝え方は次の通りです。
- 繁忙期以外の12月3月退社がおすすめ
- 最初に上司に報告・静かな場所でアポイントを取る
- まずはお詫びの言葉と退職意思を明確に伝える
- その希望は叶えられないと言ってもらえる退職理由を述べる
- 辞めたい理由の伝え方は特に注意
- 引き止め・競合転職の場合の言い訳も用意
転職したい時の切り出し方&伝え方が詳しく知りたい方は下記の記事をどうぞ。
参考記事:仕事を辞めたいときの伝え方&切り出し方【サクッと円満退社できる12個のコツ】
7.2.転職したいけど言えないときの対処法
転職したいけど言えないときは、まず下記について考えてみましょう。
- 仕事を辞めたいけど言えない理由を明確にする
- 仕事を辞めたい原因を今一度考えなおす
- 仕事を辞めたいけど『ずるずる言えない人』のパターンを理解する
上記を考えた後の『具体的に仕事を辞めたいときの対処法』は次の通りです。
- 辞めるべき理由を全て書き出す
- 辞めない理由を1つずつ潰していく
- 「退職します」と言ったときのシュミレーションを行う
- 引き止められる理由と言い返す準備をする
- 退職届を書いてしまう
- 「迷惑をかけるのは仕方ない」と自分に言い聞かせる
- 次の転職先を決めてしまう
仕事を辞めたいけど…上司が怖くて言えない・辞めさせてもらえない人は、下記の記事を読んでください。
参考記事:仕事を辞めたいけど言えない…。僕が5年目でやっと辞められた理由と5つの手順を紹介します。
7.3.転職したいけど『お金がない』時の対処法
転職したいけど『お金がない』から転職できない…という人もいますよね。
- 働きながら転職先を探す
- ボーナスをもらってから辞める
- 退職後にお金を受け取る3つの方法
- 日々の生活費を節約する
- 税金などの優遇措置を受ける
- ハローワークに相談して『求職活動支援費』をもらう
- 土日にアルバイトをする
- 副業をする
- 転職時の生活費を貯蓄しておく
実は「仕事を辞めたいけどお金がない」というのは言い訳で、上記対処法を実践すれば、転職できます。
仕事を辞めたいのに辞められない人は『他の理由がある』場合もあるので、下記の記事を徹底的に読み込んでください。
本当に嫌なら当時の僕のように、お金がなくても転職した方がいい人生になります。
参考記事:仕事を辞めたいけどお金がない!辞められない現状を抜け出す『対処法9選』
7.4.引き止められた場合の対処法
最も多いのが「引き止め」に合うケースです。
その場合は臆することなく「もう転職先が決まっていますので」と言い切りましょう。
なぜなら少しでも心が揺れているそぶりを見せると、退職願を受け取ってもらえなかったり、ずるずる退職を引っ張られるからです。
8.仕事を辞めたい・転職したいならエージェントに話を聞くのが近道
どうしても仕事を辞めたくて転職したい場合は転職エージェント話を聞くのが近道です。なぜなら、転職エージェントは何十万人もの『仕事を辞めたいと悩む人』の問題解決をしてきているからです。
また、転職エージェントを使うと、なにより転職合格率を圧倒的に高めることができます。
転職エージェントを利用するのは、メリットが多すぎるので、エージェントの利用はマストですよ。
【転職エージェントを利用するメリット】
- もれなく幅広い非公開求人を探してもらえる
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年代・業種・職種によって合うエージェントが違うので、興味のある下記の記事を読んでみてください。
年代・職種別おすすめ転職エージェント
9.【仕事を辞めたい】転職活動するべきか判断する〇の方法まとめ
ここまで仕事を辞めたい人が、転職活動すべきか判断する方法と手順についてまとめておきます。
- まず転職活動の前に「自分の理想のキャリア」をビジネス・プライベートの視点から考えましょう。
- その後、自分にとって本当の仕事を辞めたい理由を診断チェック項目を活用して、数値で客観的に判断します。
- 次に仕事を辞めた後も失敗・後悔しない方法を理解したうえで、転職するときの注意点を意識しながら転職活動を進めてください。
- 転職活動はエージェント活用するのが、最も成功確率が高まるので必ず利用してください。
最後に、転職活動は人生に良くも悪くも大きな影響を与えます。また、転職後のキャリアや職歴は後戻りできません。
転職の決断タイミングと方向性を間違えると絶対後悔するので、本記事を何度も読んで『転職学』を学び、納得いくキャリアを手に入れてくださいね!